DEAR 開発教育協会

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基本アクティビティ5 「フォトランゲージ」-写真やものを使って

フォトランゲージ

「フォトランゲージ」とは

1枚の写真も、使い方次第で立派な開発教育の教材になる。
フォトランゲージは、写真を使って行う参加型のアクティビティだ。

たとえば、南の島から届いた1枚の絵はがき。「どこの島(国)だろう?」「ここに写っている人は何をして(考えて)いるのだろう?」といった疑問に始まり、その土地の文化的な特徴が表われているものを探したり、写真にキャプション(簡単な解説)を付けてみたり、その写真を題材にしてニュース記事を書いたり…。グループで話し合い、写真を“読み解く”なかから、いろいろな気づきや発見が生まれる。

フォトランゲージで使用する教材(写真)は、絵はがきや雑誌の切り抜き、写真集のページをカラーコピーするだけで簡単に用意することができるので、誰でも手軽に取り組むことができる。また、ビジュアルな道具を使うことには、その後の話し合いのテーマ、焦点を明確にしやすいという利点もある。

「フォトランゲージ」の効果

1.共感的な理解や想像力を高める

写真に写っている人の立場に立ち、その人がどんなことを考えているのか、何を訴えようとしているのかなど、想像してみることで、他者に対する共感的な理解の力を高めることができる。

2.ものごとの多様な捉え方に気づく

同じ写真を見ても、人によって異なるイメージを持つことがある。その写真に好感を持つ人もいれば、否定的な印象を持つ人もいるかもしれない。同じものを見てもいろいろな捉え方があることを学ぶことができる。

3.無意識のうちに持っている偏見や固定観念に気づく

同じ写真に対する多様な「印象」は、一人一人が無意識のうちに持っている「偏見」や「固定観念」に影響されている。自分と異なる意見を聞くことは、なぜ自分がそのような印象を持ったのか、「固定観念」はいかにして作られたのかについて考えるきっかけになる。

4.メディアに対して批判的な見方ができるようになる

テレビや新聞などのメディアが流す情報は、しばしば、ものごとを断片的、一面的にしか捉えていないことがあるが、私たちはそれをつい忘れてしまいがちだ。意図的に切りとられた部分的な情報や作られた情報を鵜呑みにすることは危険である。フォトランゲージによって、このような視聴覚情報の読解力を育てることができる。

「フォトランゲージ」を行う際の注意点

1.観察に十分な時間をとる

フォトランゲージでは、参加者一人一人が写真をじっくり観察することのできる時間をとることが大切だ。観察する時間が不十分だと、写真に付けられたキャプションや他の参加者の意見によって、自分の見方が左右されてしまうおそれがある。
1枚の写真を見て、そこに写っているものに関する疑問点をできるだけ多く書き出すアクティビティは、十分な観察を促すための一つの手法である。

2.間違った答の背景にあるものを重視する

「どこの国か」「この人は何をしているのか」などといった質問に対しては、1つの「正解」が考えられるが、大切なのは、参加者がその答を知ることではなく、「正解」とは違った考えを持ったときに、その原因となった自分の先入観や情報の片寄りに気づくことだ。
フォトランゲージの進行役は、参加者に対して次々に「質問」と「正解」を出すのではなく、間違った答の背景にあるものへの気づきを促すことができなくてはいけない。そのためにはまず、参加者一人一人の意見をよく聞き、なぜそう思ったのか、丁寧に確認しながらアクティビティを進めていくことが大切だ。

3.自由な発想を大切にする

フォトランゲージでは、参加者全員が想像力を十分に働かせ、伸び伸びと自由にものごとを考えることができなければ、面白い学びの場にはならない。
他の参加者と一緒に写真に解説を付けたり、物語を作ったりする作業の中で、あらゆる可能性を考える過程で、自分の視野の狭さや固定観念に改めて気づかされたり、新しい価値観が見えてきたりするのだ。
フォトランゲージの進行役は、参加者一人一人が自由に発想し、どんどん意見を言えるような雰囲気づくりにも気配りが必要だ。

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