DEAR 開発教育協会

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コーヒーカップの向こう側 [2021改訂版] 発行!

概要

2021年改訂版!データが新しくなり写真はダウンロードできるようになりました

フェアトレードに関心のある方にもおすすめ

  • 発行:開発教育協会
  • 2021年改訂版(初版2005年)
  • A4判32頁+付録写真8枚(ダウンロードしてご利用ください)
  • 一般価格:¥1,500(税込¥1,650)/図書館価格¥3,000(税込¥3,300)
  • 会員価格:¥1,200(税込¥1,320)
  • 対象:小学校高学年以上

「身近なものから世界とのつながりを知る」人気のワークショップ教材

私たちの飲むコーヒーはどうやって生産され、どうやって私たちの手元に届くの? 生産者はどのような暮らしをしているの? コーヒーがつくられるようになった歴史や背景には、どんなことがあるの? 写真、クイズ、歴史、コーヒー農園のロールプレイを通じて、楽しく深く学ぶことのできる教材。 最後に、「いい貿易」について話し合い、ふりかえります。

好評につき改訂と増刷を重ね、2005年に発行された初版からの改定・増刷版。 写真とデータ、解説を一新し、新しいアクティビティも追加。ロールプレイにはわかりやすい計算シートも加えました。

消費者教育教材資料表彰「優秀賞」受賞!

この教材は、消費者教育教材資料表彰の「優秀賞」を受賞しました。この賞は、(公財)消費者教育支援センターが主催するもので、教育現場で役立つ優秀な教材を表彰することで、学校における消費者教育の充実・発展に寄与することを目的に実施されるものです。(2017-5-30)
※賞については(公財)消費者教育支援センターのウェブサイトをご覧ください。

<審査員コメント>

  • 写真、ワークシート(計算シート)、資料が豊富。ゲーム形式で学べるところがよい。一つひとつの教材が深い学びにつながると感じました。
  • 生産過程の写真が丁寧に紹介されている。普段何気なく接しているコーヒーがどのように生産され、どのように流通しているのかを、丁寧に扱っているのは、これまで触れたことがなくとてもよかった。世界史や地理の時間でも活用できる。
  • 基本知識をクイズや写真を使いながら学ばせたり、ワークシートを使用して生産者の立場をゲーム感覚で知らせることができる点がよかった。生徒が具体的なイメージを持ちやすかったようで、意欲的に学習していた。

ねらい

1.身近なコーヒーを例に、「南」※の生産国の現状と世界の流通のしくみを理解すること

私たちの多くが愛飲しているコーヒーは「開発途上国」と言われる国々で生産されています。このコーヒーはどのように生産され、どうやって私たちの手元に届くのでしょうか。また、一般に「南」の国々の低開発の原因は世界貿易のしくみの中にあると言われています。そのしくみとはどのようなものなのかを理解します。

2.コーヒー流通のしくみをふまえて、そこでの世界貿易の問題点を把握すること

「不公平」とされる貿易とはどういうものなのでしょうか?そこで困っているのは誰なのか、何が原因なのかを探ります。   そして、そのような理解のもとに、「いい貿易って何だろう」ということを考えながら、私たち消費者とのつながりを理解し、私たちにできることは何なのかについても、さまざまな可能性を探ります。

※「南」「北」という言い方:アジア、アフリカの国々の多くが熱帯・亜熱帯地域に位置することから「南」の国々、一方で先進工業国の多くが温帯に位置することから「北」の国々と呼ぶことが多い。この教材では「南」=開発途上国、「北」=先進工業国という文脈で用います。

コーヒーカップの向こう側

もくじ

教材1  コーヒーQ&A(クイズ)

Q1.コーヒーの実は何色をしているでしょう?
Q2.日本では、コーヒーは年間一人あたり、どのくらい飲まれているでしょう?
Q3.コーヒー消費国の上位3カ国の組み合わせはどれ?
Q4.コーヒー生産量の上位5カ国を多い順に並び替えてみよう
Q5.コーヒー生産量の上位5カ国の地理的な共通点はどれ?

[収録ワークシート]Q&Aシート

コーヒーカップの向こう側

教材2  コーヒー豆ができるまで(写真を使ったアクティビティ)

コーヒー豆はどのように生産されるのでしょう?
付録の写真8枚を並べ替えながら、生産地や生産者の様子、工程を知ることができます。
また、写真をつかってさらに理解を深める2つのアクティビティ、「コーヒーノキってどんな木?」と「東ティモールのコーヒー農園」のすすめ方もご紹介しています。(所用時間:30分)

[収録ワークシート]ワークシート「コーヒー豆ができるまで」

教材3  コーヒーの歴史から(歴史カードと地図を使ったアクティビティ)

コーヒーが歴史的にどう飲まれ、どのように交易がおこなわれてきたのか…7枚の「歴史カード」を並べ替えながら知ることができます。また、世界地図のうえに「歴史カード」の内容を書きこんでみることで、生産国と消費国の構造を視覚的に理解することができます。「歴史カード」には、最近のフェアトレード・コーヒーやサードウェーブ・コーヒーの文化についてもご紹介しています。(所用時間:45分)

[収録ワークシート]歴史カード、世界地図(白地図)

コーヒーカップの向こう側

教材4  アロマ村のコーヒー農園(シミュレーションゲーム)

コーヒーの契約栽培を疑似体験し、生産者の置かれている状況や流通・小売・消費に関わる問題に気付くゲーム。計算がしやすいように、新たに「農民用早見表」を加えました。(所用時間:シミュレーション45分+ディスカッション45分)

[収録ワークシート]ワークシート「アロマ村について」、計算シート、カプチーノ社用会計用紙、農民用早見表

教材5  いい貿易って何だろう?(シミュレーションとディスカッション)

生産者を誘惑する「政府が管理する生産者組合」「先進国の多国籍企業」「地元のブローカー」「農民による生産者組合」の役割になり、生産者一家に取引を持ちかけるゲーム。コーヒー生産者にとって望ましい取引や、よりよい貿易のあり方について考えます。(所用時間:90分)

[収録ワークシート]生産者一家の境遇カード、誘惑カード

ふりかえりがとても大切です

コラム

  • コラム1 「インスタントコーヒー」の誕生 
  • コラム2 コンビニ・コーヒー
  • コラム3 CSR(企業の社会的責任)
  • コラム4 東ティモールのコーヒー生産者の暮らし
コーヒーカップの向こう側

付録(写真8枚)

ご利用には教材(2021年改訂版)に掲載のパスワードが必要です。

東ティモールのコーヒー生産地の写真8枚(教材2で利用します)をPDFでダウンロードできます。

実践レポート

高校1年生を対象にしたワークショップ(2017年6月・神奈川)
「市場価格が毎年変動するため難しい。農家の利益を保障して!」
「いつもは何も考えずに買い物しているけど、これからは…
http://dearstaff.blogspot.com/2017/07/blog-post.html

開発教育入門講座でのワークショップ(2017年5月・東京)
「契約内容の明確化してほしい」
「学校を作ってほしい」
「団体交渉権が欲しい」
シュミレーションしたからこそ考え出せる意見がたくさん出ました。
http://dearstaff.blogspot.com/2017/05/blog-post_29.html

ご注文方法

  • DEARの本は直販のみです。書店などには置いておりませんので(取次を通していません)、 DEARまでウェブ、ファクス、お電話にて直接ご注文ください。 詳しくはこちらのページをご参照ください。
  • DEAR事務所(東京都文京区)で直接ご購入いただくことも可能です。来所の際は事前にご連絡ください。
  • 教材総合カタログ(ヒルマ/スクラボ/PLUS)で一部の教材をご注文いただけます。詳しくはこちらのページをご参照ください。

教材の著作権について

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    ※著作物が自由に使える場合(文化庁)http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu_jiyu.html
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