DEAR 開発教育協会

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大学の勉強会で「食料自給率」 in 立教大学ESD研究センター(2011年1月)

  • 実施日: 2011年1月29日(土)150分
  • 主催者: 立教大学ESD研究センター
  • テーマ: 食料自給率
  • ねらい:
    (1)自給率について学ぶ。
    (2)自給率が低くなった原因や背景について考える。また、食料の多くを輸入することの影響を多様な切り口から見ていき、今後の食料生産・消費のあり方について考える。
  • 参加者: 教員、学生、会社員、NGO関係者など24名(6人×4グループ)
  • ファシリテーター: 宮崎花衣/「地球の食卓」教材作成メンバー
  • 使用教材:「フードマイレージ/写真で学ぼう!「地球の食卓」学習シリーズ」(開発教育協会)
    (使用する写真:アメリカ、グアテマラ、中国、クェート、日本)

アクティビティ「食料自給率を知ろう」

食料自給率を知ろう

フォトランゲージ

写真(アメリカ/グアテマラ/中国/クェート/日本)から、家族の食の特徴や、家族構成、住んでいる地域・国などを読み取る。グループごとに発表した後に、簡単に解説を加える。

世界の国の食料自給率

  • 各国の品目別食料自給率表と、家族紹介カードを配付し、写真と家族紹介カードを参考に、自給率表がどこの国のものかを当てる。
  • 各国の食料事情について簡単に解説する。

日本の食料自給率

  • 日本の写真に写っている食材を自給率50%以上と、50未満に分けて書き出す。
  • 「写真の食品の自給率」表を配り、予想と見合わせて、気づいたこと、意外だったことを全体で話し合う。
  • 自給率の種類や計算方法について説明する。

フードマイレージ

  • フードマイレージについて簡単に説明する。
  • 五目ラーメンの食材(小麦粉/豚肉/しいたけ/たけのこ/にんじん/エビ)が、どこの国で生産されているかを予想しながら、食材のイラストを世界地図に貼っていく。
  • フードマイレージの概念について気づいたことを話し合う。また、その他の環境負荷を表す単位について、運搬以外に使用されるエネルギーについて学ぶ。

影響について考える

食べ物の多くを他の国から輸入することは、地球環境に/日本の農家に/私たちの生活に/他の国に/○○に、どのような影響があるかを考える。

自給率が低くなった理由

  • 余剰農産物購入協定や農産物貿易の自由化など、自給率低下のきっかけとなったいくつかの政策を紹介する。
  • 各自で、"自給率が低くなった理由"についてブレインストーミングした後、グループ内で共有する。

今後の私たちの食卓

今後、食料生産&食料消費をどのようにしていきたいか、していくべきかについてグループ内で話し合う。その後、意見を共有する。
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参加者の感想

実際に実践するときのことを考えながら参加させていただきました。ワークショップの勉強になりました。また食について知らないことだらけであることが思い知らされました。食に対する意識が変わりました。

子どもにとっても「食」は身近なテーマだと思うので機会があればぜひ実践してみたい。
食糧自給率の問題と環境問題や生物多様性の問題がつながっていることを学んだ。

写真1つで色々な広げ方ができるのだということを学びました。食糧自給率やフードマイレージなど、色々な難しい問題を分かりやすく楽しく学べて良いと思いました。今回は長い時間で体験させていただいたのですが、45分の中でどのように展開していくか、もっと学んでいきたいと思います。低学年用にもっともっと前のステップの食育の教材があってもおもしろいかなと思いました。

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ファシリテータの感想

食べ物を他の国から輸入することが、地球環境に/日本の農家に/私たちの生活に/他の国に、どのような影響を及ぼしているかについてグループで話し合ったときに、良い影響、悪い影響とそれぞれがたくさん出てきた。今まで気づかなかった、私たちの日常の食生活と日本の農業問題、世界に住む人々、環境とのつながりが、広く見えてきた。

最後の話し合いでは、各人がすでに実践している授業や暮らしの工夫を共有したうえで、学生と農家をつなぐ役割を担っていくなど、あらたな活動への思いが話された。参加者が、意見・情報を共有し、刺激しあっていた姿が印象的であった。

(報告:木下ゆり/「地球の食卓」教材作成メンバー)

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