ABOUT
DEARについて
私たちは一人ひとりが開発をめぐる問題を理解し
望ましい開発のあり方を考え
共に生きることのできる公正で持続可能な地球社会づくりに
参加することを目的として活動しています。
2022年12月の40周年を機にDEARのビジョン、ミッションと5つの目標を見直しました。
また、バリューを新設しました。改定のプロセスはこちらでご紹介しています。
VISION
共に生きることのできる
公正で持続可能な
地球社会の実現をめざします
MISSION
「知り・考え・行動する」
グローバル・シティズンシップを育みます
開発教育は、私たち一人ひとりが、開発をめぐるさまざまな問題を理解し、望ましい開発のあり方を考え、共に生きることのできる、公正で持続可能な地球社会づくりに参加することをねらいとした教育活動です。
私たちの世界は、政治・経済・社会・文化的に地域や国が相互に依存し合い、つながっています。そうした世界の中で、人権や多様性、社会正義、平和、ジェンダー平等、持続可能性などに対し、私たち一人ひとりが、ローカルにもグローバルにも積極的な役割を担いつつ、自分らしく生きられる主体となることができるように、 DEARは、開発教育を広め・深めていきます。
VALUE
バリュー | 価値・姿勢
DEARの役員や職員だけでなく、会員やボランティアなどが大切にしてほしい価値や姿勢を抽象度を上げて提示しています。 DEARの事業の振り返りにも活用したいと思っています。みなさんの活動の振り返りとしてもぜひご利用ください。
開発教育の5つの目標
1.世界の多様性
開発を考えるうえで、人間の尊厳を前提として、世界の文化や人々の歴史・ルーツに目を向け、多様性を理解し尊重する。
2.開発問題の現状と原因
グローバル化した社会各地に存在する貧困・格差の歴史や現状を知り、その原因や構造を理解する。
3.グローバルな課題の関連性
開発をめぐる問題は、環境、平和、人権、ジェンダー、文化などのグローバルな課題と密接に関連することを理解する。
4.開発問題と私たちのかかわり
私たち自身がグローバルにもローカルにも開発をめぐる問題に深く関わっていることに気づく。
5.私たちの参加
公正で持続可能な開発を実現するための様々な実践を知り、社会に参加するスキルと態度を培う。
事業について
代表メッセージ
わたしが、世界を変えるチカラになる。
米国での9.11がきっかけとなり出版された『もしも世界が100人村の村だったら』(池田香代子著 マガジンハウス 2001)をもとに、DEARがワークショップ版を編み出して20年以上経ちました(詳細はhttps://www.dear.or.jp/book/をご覧ください)。今でも多くの人がこの学びを、世界の現状を知る第一歩として活用してくださっています。私も、実践者の一人です。
しかし、それを喜ぶことはできません。いずれこの教材が過去のものになることを願って作成されたからです。出版当時、世界の人口は約63億人。2024年現在で80億人を超える私たちの村=地球社会はどうなっているでしょう?
残念ながら「格差がなくなってほしい」「さまざまな違いを尊重し、互いを大切にしたい」と願うわたし・たちの思いに反して、貧富の格差は拡大し、人権侵害、環境破壊、戦争・紛争が、人々を非道な力で引き裂いている現実があります。
開発=Developmentの原意は「内側に封じ込められた可能性を解き放つこと」です。 DEARは、発足以来40年以上に渡って、誰か・何かの可能性を封じ込めている開発をめぐる問題に向き合い、問い続けてきました。これからも、粘り強く、公正で持続可能な地球社会づくりをめざして、みなさんとともに学びを続けていきます。
一人ひとりが諦めないしなやかさと、圧力に屈しない強かさをもち、「知り・考え・行動する」グローバル・シティズンとなることで、未来を拓くために。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
代表理事 佐藤 友紀
大阪府出身。大学卒業後、公立高校の家庭科教員として、生徒が主体的に取り組む授業の方法とテーマを模索する中で開発教育と出会う。DEARとは2002年に大阪事務所(当時)のお手伝いをした頃からのご縁。
●編集・実践事例執筆
『ワークショップ版世界がもし100人の村だったら』開発教育協会、2003 https://www.dear.or.jp/books/book01/928/
『豊かさと開発』開発教育協会、2016 https://www.dear.or.jp/books/book01/884/
●執筆(共著)
『身近なことから世界と私を考える授業 100円ショップ・コンビニ・牛肉・野宿問題』開発教育研究会 編著、明石書店、2009 https://www.dear.or.jp/books/book01/4342/
『身近なことから世界と私を考える授業Ⅲ「自分ごと」として学ぶ17ゴール』開発教育研究会 編著、明石書店、2022 https://www.dear.or.jp/books/book01/11464/
団体概要
団体名 |
認定特定非営利活動法人 開発教育協会 (DEAR) |
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設立年月日 |
国内設立年月 : 1982年12月9日 |
所在地 |
〒112-0002 東京都文京区小石川2-17-41富坂キリスト教センター2号館3階 |
代表者 |
佐藤 友紀(さとうゆき) |
会員 |
団体会員 39団体 (うち正会員21/賛助会員18) |
沿革・受賞歴 | |
定款 | |
活動紹介 |
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ロゴについて
マークは、柔軟で楽しい未来の開発教育を表現している。楕円はグローバルな視野をもって物事をとらえる姿勢を、球体は地球をイメージし、ひとつひとつの文字は多様性を表し、未来の開発教育を自由な考え方をもってすすめるひとり一人である。
design by I.Fukuzawa+designFF
ネットワーク事業
1.政策提言 | 開発教育や持続可能な開発のための教育(ESD)などに関する政策提言・政策対話をしています。また、ネットワークNGOと協力してキャンペーンなどをすすめています。 |
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2.国内ネットワーク事業 | 各地で開発教育の普及推進に取り組んでいる「担い手(団体・個人)」との連携協力を図っています。 |
3.海外ネットワーク事業 | 海外の国際協力や市民教育・開発教育団体との情報交換や人的交流を進めています。 |
実践・研究事業
1.開発教育研究会 | 開発教育の質的な進化や向上に向けて、関連する教育的課題や今日的課題などに関する調査研究活動をします。 |
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2.開発教育全国研究集会 | 年に1回、「d-lab(デーラボ)」を開催しています。 |
3.機関誌「開発教育」 の編集・発行」 |
年に1回、機関誌『開発教育』を発行しています。 |