DEAR 開発教育協会

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d-lab2023 2日目のプログラム

  • プログラムC(分科会)は事前予約制です。
  • 分科会の定員は、各回30名程度です。

10時~15時30分 課題別分科会

C.課題別分科会

第1分科会
おとなのアクティブ・シティズンシップ~行動をする上でのハードルを考える

南 信乃介 沖縄県那覇市繁多川公民館館長/NPO法人1万人井戸端会議代表)
沖縄県出身。京都精華大学で持続可能な暮らしの調査や市民参加まちづくりの基礎を学ぶ。公民館では聞き取りをベースにした地域の誇りを実感しながらの社会教育活動を実践。 またJICA草の根事業としてエジプトでの公民館づくりの責任者も務めている。繁多川公民館は文部科学省優良公民館表彰2回、相互評価特別賞も受賞。

さまざまな社会課題に対してアクティブになれるのを「いいことだな〜」「したほうがいいな〜」と思いつつ、おとなの生活ではなかなか踏み出せないことが多々あります。そして、アクティブ・シティズンシップとは、まるで「子ども・若者に育み託すもの」にしてしまいがちです。 いえいえ。今の社会を担うおとなとして、やっぱり私たち自身にアクティブ・シティズンシップをしっかりと培いたいものです。では、おとなのアクティブ・シティズンシップってなんでしょう? 「地域活動貢献者育成」「ボランティア教育」は広まってはいますが、果たして・・。 ゲストには、ユニークな取り組みをされている沖縄県那覇市の繁多川公民館の南さんをお招きします。皆さんの経験や関心をふりかえるワークを織り交ぜながら、おとな・若者のアクティブ・シティズンシップを培う学びについて考えます(地球環境基金助成の一環で実施します)。
#アクティブ・シティズンシップ#エンパワメント#アクションのハードル#市民参加#おとなの学び

第2分科会
開発教育ファシリテーション 深堀り!

  • 進行:阿部 眞理子、上條 直美、松倉 紗野香、谷田 なつ美(開発教育ファシリテーション研究会)

みなさんは、「開発教育ファシリテーションとは?」と、聞かれたら何と答えますか?意識せずに実践している、言葉にしたことがない、なんとなくわかっているつもり・・・という方が案外多いのではないでしょうか。
前半は普段、開発教育を実践している際、どのようなことに留意してファシリテーションを行っているのか、「開発ランキング」のワークを通して自身のファシリテーションをふりかえります。
後半では、研究会での議論をもとに作られた「開発教育ファシリテーションの8要素」を紹介し、それぞれの要素に表されていることはなんであるのかを読み解いて行きます。その後、参加者の皆さんが大事にしていること(要素)は何か、なぜ大事にしているのかを話すことで、「開発教育ファシリテーション」を深掘りしていきます。

第3分科会
ジェンダー平等に向かう教育を考えよう

長島 千野 公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン アドボカシーオフィサー)
民間企業勤務を経て、NGOでカンボジア、ケニア、福島での開発・人道支援活動に従事。2015年に入局後、インドネシア、ラオスでの現地プロジェクトマネージャーを経て、2020年から現職。国内外のジェンダー課題へのアドボカシー・啓発活動に取り組む。DEARと開発した教材を用い、中高生へのジェンダー教育ワークショップを実施。サセックス大学開発学研究機関(IDS)ジェンダー・開発学修士修了。

開発教育を実践するとき、私たちはジェンダーの視点をどの程度、意識しているでしょうか?
この分科会では、「開発教育とジェンダー研究会」が2年半の活動の成果として作成する新教材「ジェンダー平等に向かう開発教育ヒント集」(仮題、来春発行予定)を体験・検討します。教材込めたメッセージを共有し、開発教育を実践する際の場づくり・プログラム構成・教材・声かけなどでの具体的な確認ポイントについて考えていきます。
また、NGOによる「ラオスにおける学校でのジェンダー平等推進プロジェクト」事例から、ラオスの中高生が主体的に行動していくことで、ジェンダーの意識を高め、地域社会へ変化をもたらした実践を学びます。子どもたち、教育者、保護者などの声から、私たちが実践するうえでのヒントを探りたいと考えています。
ジェンダーを「学ぶ」教育から、ジェンダー平等な社会を「ともにつくる」教育へ向けて、開発教育の可能性を一緒に考えていきましょう。

第4分科会
となりのムスリム・ムスリマ

福田 友子(千葉大学)
千葉大学大学院国際学術研究院・国際教養学部准教授。専門は、国際社会学、移民研究。主な著書は『トランスナショナルなパキスタン人移民の社会的世界――移住労働者から移民企業家へ』(2012、福村出版/単著)、「千葉県における『内なる国際化』と外国籍住民の状況」および「千葉県内のモスク設立とムスリム移民」房総日本語ボランティアネットワーク編『千葉における多文化共生のまちづくり』(2012、エイデル研究所/共著)ほか。

「イスラーム」という言葉から、みなさんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。日本で暮らすムスリムやムスリム観光客が増加し、各地でマスジド(モスク)やハラールレストランの開設も相次いでいます。世界でイスラームを信仰している人々は全人口の4分の1を占めますが、日本ではイスラームとのかかわりの歴史は浅く、わずか1世紀ほどです。また、9・11アメリカ同時多発テロ以降は、イスラームとテロを結びつけるようなイメージから偏見が生まれ、イスラームとムスリムを理解する障壁となっています。このような状況の中で、開発教育研究会では、ムスリムの日常のくらしを知り、共に暮らせる社会づくりをめざすために「となりのムスリム・ムスリマ」という教材(『身近なことから世界と私を考える授業Ⅲ: 「自分ごと」として学ぶ17ゴール』開発教育研究会、2022)を作成しました。この教材を通して、各地での学校・地域での課題やムスリム理解のための取組などについて参加者で出し合い、多様な背景を持つ人々が共に暮らせる社会づくりについて考えます。

第5分科会
どうやったらできる?子どもと大人がいっしょに創るまち ~授業実践を通して~
※残席わずか

  • ゲスト:本多 章太郎(西荻大作戦・オトナカフェ主催者)
  • 進行:島田 晶子(小学校教員) 、加藤 英嗣(小学校教員)、秦 さやか(小学校教員

本多 章太郎(西荻大作戦・オトナカフェ主催者)
「西荻大作戦」という環境市民活動の中で、「カフェで政治を日常生活に」取り入れるオトナカフェを主催。月に1度、ミニ気候市民会議、読書会など、様々なトークテーマでざっくばらんに語る場を提供することを通して、参加者の市民力のステップアップをサポート。持続可能なまちづくりを足元から発信、実践している。

“持続可能な社会を自分たちのできる小さなことから”とはよく言われることですが、自分たちができる事っていったい何だろう?それをどのように進めたらいいのだろう?
授業づくりサークルではSDGsを「心掛け路線」では終わらせない、子どもたち自身が学び、行動する授業づくりを模索しています。
今回は、市民が主体となって持続可能なまちづくりを進めようとしている西荻窪のユニークな取り組みを学びながら、子どもの社会参加の道筋を考えたいと思いました。子どもたちは大人たちの姿から将来の主権者としての在り方を学び、大人たちは子どもの権利としての意見表明の場を作り、ともにまちづくりを構想し行動する―そんな授業実践を参加者の皆さんと考え合いたいと思います。

15時45分~ ふりかえり会、閉会式

2日間学びや気づきを参加者同士で共有します。
ネットワークづくりにもお役立てください。

1日目

  • 1日目(11日)のプログラムはこちら

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※ 各プログラムは定員に達し次第締め切ります。

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